活字迷走覚え書き

読書感想文

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『アルキメデスは手を汚さない』小峰元著/講談社文庫

○一言感想○

「アルキメデスってドラクエに出てきそうな魔法っぽい」

アルキメデスは手を汚さない
小峰 元
講談社 (2006/09/16)
売り上げランキング: 189428

↑この表紙の雰囲気好きですわー


「必殺! アールキメデース!!(ピカッと雷系)」

ほらね。←何が「ほらね」だ。

それはともかく、タイトルがかっこいいです。ジャケ買いならぬタイトル買いです。
[『アルキメデスは手を汚さない』小峰元著/講談社文庫]の続きを読む
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  1. 2007/04/16(月) 00:00:00|
  2. 作者:カ行

『タイムスリップ森鴎外』鯨統一郎著/講談社文庫

○一言感想○

「なんでも有りかい」


タイムスリップ森鴎外
鯨 統一郎
講談社 (2005/07)
売り上げランキング: 38,790


『タイムスリップ森鴎外』、タイトルに全く違わず森鴎外がタイムスリップするお話です。

大正十一年。何者かに命を狙われ、まさに殺される直前に平成十四年の現代にタイムスリップした鴎外。
自分を殺そうとした人物がわからなければ大正時代に戻っても危険であることから、女子高生うららとその友人達の助けを借りて犯人の特定を試みる。
調査を進めるうちに浮かび上がる作家を狙った大量殺人鬼の影。
やがて彼らは意外な犯人の正体にたどりつくのだった…。

まぁ突っ込みどころは満載なのでしょうが、作品自体が一つの「ボケ」みたいなものなので、細かいことは無しでいきましょう。といったスタンスで読むと面白いのではないかと思われます。

ユニクロのTシャツ・ジーパンに身を包み、ケータイメールを絵文字つきで操り、マックや吉牛を食し、スポーツジムで汗を流すかたわらネットサーフィンどころかHP作成を手がけ、なおかつ掲示板の書き込みへの返信をこまめこなす鴎外が見られるのはこの本だけです。たぶん。

何に驚いたって上記のことをおそらく一ヶ月内にやっちゃってる鴎外の適応能力の高さに驚きました。
(作品中時間の経過がはっきりしないところがあるので、“一ヶ月内”というのはp69うららの「一ヶ月は猶予があるよ」というセリフからの推測です)

ストーリー上は無茶苦茶やっていても、最後は鴎外が無事大正時代に帰って歴史も変わりませんでした~めでたしめでたし。になるかと思いきや、それは大きなマチガイで。
歴史変わっちゃってるよ。
鴎外長生きして作品が増えちゃってるよ。
このあたりが「なんでもアリかーい」とワタクシがちゃぶ台ひっくり返した所以です。(実際はひっくり返していません。ちゃぶ台持ってないので)

きっとp369のうららとその父親が「パラレルワールド」について話をするくだりは、鯨さんから読者へのメッセージだと思います。

「コレ(『タイムスリップ森鴎外』)もパラレルワールドですから~」

という。

鯨さん、メッセージはガッチリ受け取りましたよ。胸の奥に大切に仕舞っておきます。そしてこの先鯨さんの作品読むときにはそっと取り出しますからご安心を。

  1. 2006/06/12(月) 00:11:32|
  2. 作者:カ行

『てとろどときしん』黒川博行著/講談社文庫

夕べから胃が痛いです。
気持ち悪さもトッピングされた痛みです。
これが噂に聞くところによる「胃潰瘍」というものでしょうか。
いや、ただ単に最近の不摂生がたたっているだけのはずです。

昨日からちょびちょびと読んでいた黒川博行さんの『てとろどときしん』をさっき読み終えました。

大阪府警・捜査一課の刑事さんが活躍する六編から成る短編集です。
黒川さんファンにはおなじみの「黒マメ」コンビも登場してます。

『てとろどときしん』ってなんだろうと思っていたのですが、フグの毒のことなんですね。
「テトロドトキシン」とカタカナで書いてあれば薬品ぽいのに、ひらがなだと一体何なのか想像が付かなくなります。

「てとろど」と「きしん」

と区切ってみたりしていた私の努力は全くの無駄であったようです。

「てとろど」ってなんだよ、「きしん」ってなんだよってつっこまれても文句も言えません。
でも「てとろど」はともかく「きしん」はなんか意味がありそうなので辞書で引いてみました。

「帰心」…帰りたいと思う心。
「寄進」…神仏に財物を寄附すること。
「貴紳」…身分と品格の高い紳士。
「忌辰」…死者の祥月命日。忌日。
(角川新国語辞典)

「てとろどと帰心」、「てとろどと寄進」、「てとろどと貴紳」、「てとろどと忌辰」。
意外とどれも様になる。と思うのは私だけか。私だけなのくわっ。

まぁ以上のようにタイトルだけでも色々遊べる作品ですが、「テトロドトキシン」を最初からご存知の方にはこういう楽しみ方はできないかもしれません。くっくっくっ。自分の博学を呪うがよい。

もちろん中身もタイトルと同様に楽しめました。
私は「黒マメ」コンビのボケとツッコミを駆使した会話が好きです。
こんな風にポンポン話ができたらさぞや気持ちよかろうと口下手な自分は憧れてしまうのであります。

  1. 2005/08/21(日) 16:20:25|
  2. 作者:カ行
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