活字迷走覚え書き

読書感想文

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『ほたるの群れ 第四話 瞬(まじろぐ)』 向山貴彦(著)/幻冬舎文庫

○一言感想○

「仲間がいれば暗殺者に付け狙われる青春っていうのも有りかな。いや、ないな。」

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向山 貴彦
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『ほたるの群れ』の四巻を読みました。
一巻から最新刊が出版されるごとに読んできたのですが、四巻が最終巻だとなぜだか思い込んでいました。でも勘違いでした。
この作品は事件やらなんやらがほとんど学校内で起こっているのですけど、その学校の一学期が四巻で終業したってだけだったようです。

三巻までに色々謎というか伏線が張られており、これこの一巻で纏め上げられるのかなとハラハラしながら読んでいて、案の定「え、コレで最終回なの?」というラストだったのでおかしいはずです。終ってないがな。謎は残しつつ一区切りというところですね。



それにしても一学期でこんな派手なことやらかしたら、二学期、三学期では一体どんな展開が待ち受けているのか非常に気になります。
なんてことを言いってみたものの、実はワタクシ記憶力がひどい有様なので三巻までの内容をほぼさっぱり忘れてしまっておりました。
四巻を読みつつおぼつかない記憶を手繰りよせたワタクシの脳内『ほたるの群れ1~4巻ダイジェスト(になりそこねた登場人物所感)』が以下の通りです。

高塚永児:通称ヅカさん(会長限定の通称だったかも。)
ごく普通の中学生男子。だがしかしその家庭には暗い影が差し込んでいるのであった。常にお母さんを気遣う男子なのであった。
昔住んでいた家の飾り枠のついた電気のスイッチが彼の頭の中に存在していて、そのスイッチを切ってしまうと精神が人間的なものから切り離されるのようなイメージっぽい。切った状態だととても強くなる…というかなりふり構わず容赦なく手段選ばず敵を倒すまで動き続ける。そんな感じ。永児君の謎な部分。
シリーズ中いつか「やめろ、やめてくれ! 僕にスイッチを切らせないでくれッ……!!」という展開が起こるのではないかと期待している。

小松喜多見:通称きたみん(やっぱり一部限定の通称。)
永児君にとって特別な女の子。やはり家庭に問題有り。永児君と静かに気持ちを通じ合わせている感じ。
不幸な偶然から暗殺組織に命を付けねらわれることとなるのだった。そして永児君によく助けられるのであった。ピンチを乗り越えるたび、さらに瞬間気持ち重ね合う二人であった。ありがちであった。
永児君の頭にスイッチがあることを知っていて、切ってほしくないと思うのであった。

阿坂浩助:通称ゴリラ(やっぱり会長限定の通称だったか?)
かなり年のサバを読んで中学校にもぐりこんでいる暗殺者。
潜入の目的は敵対している暗殺者を始末することだったが、なんだかんだあって成り行きで喜多見ちゃんを守るために自分の仲間に手をかけてしまう。そしてそのままなんだかんだで結局組織を裏切り、永児君と喜多見ちゃんの味方というか手助けとうか保護者(?)みたいな存在になる。ノリノリでというわけでもない。結構貧乏くじ引いてる感じの男。得意技、掌底。いかすぜ。

千原行人:通称会長(ヅカさん限定の通称だったかも。)
永児君の友達。生徒会長だから「会長」呼びだったのかもしれないがもはやその記憶がおぼろ。手品が得意。もともと得意だったわけではなく、永児君の友達になるきっかけ作りの為に必死で習得したということが四巻において判明。平たく言えば永児君の気を引くため手品を覚えたってことです。どこのナンパ男だ。だが泣かせる話であった。
三巻において阿坂君と死闘を繰り広げた。色々訳ありな会長。
ちなみに名前がイケメン(?)だったので予想はしていたことだが四巻表紙にて実際イケメン(?)だったことも判明。

以上、あくまでワタクシの虫食い状態の記憶における主な登場人物所感です。だいぶ嘘も混じってるかもしれません。
「嘘じゃねーか」と言われたらワタクシも一緒になって「嘘じゃねーか」とつぶやく所存であります。

一巻~四巻までのシリーズを通して暗殺組織のぶつかり合いという殺伐とした内容も多いのですが、それに並行して平和な普通の中学校風景も描かれています。
この本来なら交わることのない二つの世界の対比があることで、それぞれの世界の明るさとほの暗さが浮き上がり、どうしようもない切なさだったり悲しさだったりが際立って見えたような気がします。

ところで四巻で一番面白かったのは阿坂君と会長のいがみ合いです。
特に阿坂君の会長に対する嫌がらせが良かったです。
会長のほうが性格悪いのかなと思ってましたが、いやいや阿坂君もなかなかのものでした。
そして今回こんな二人が手ごわい刺客に対して共闘するという、これをおかずに白いご飯どんぶり三杯いけそうなくらいおいしい展開もありました。
仲の悪い二人が手を組むってなんでこう燃えるものなのでしょうね。おもしろいな。

色々な謎が解明され、新たな謎が生まれたところで一学期終了。
二学期からがまた楽しみであります。


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  1. 2013/04/21(日) 18:21:45|
  2. 作者:マ行
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