活字迷走覚え書き

読書感想文

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

『ともだち』樋口有介著/中公文庫


私は本屋で本を選ぶとき、タイトルや表紙に惹かれて手にとることが多いです。 手に取る事は取ったけど、あらすじ又は冒頭を読んで「こりゃ私には読めない」と再び棚に戻す本もまた多いです。
年中懐に隙間風吹かせてるんで、無駄遣いはできないんです。本に対して「無駄遣い」とか言いたくないんですけど。そうですねぇ、言い換えるなら「私よりあなた(棚に戻した本)にふさわしい人がいつか現れるはずよオホホ」。といったところでしょうか。ちと違うか。

まぁそれはともかく。『ともだち』はそうした取捨選択の中、棚に戻さなかった本です。 今これを書いていて、『ともだち』購入の決め手ははなんだったのだろうかとふと 思いました。そこで読み終えた本を片手にしばし記憶の糸を手繰りよせていた所、 もの忘れのひどい私にしては覚えておりました、購入の決め手。この本はあらすじを 読んで買おうと思ったのです。(まんまじゃないか。)
細かい事を言いますと、あらすじの 中の「さやか(主役)は、どこかひにくれた転校生間宮とともに、犯人探しを始める。」と いう一文、さらに細かく言わせてもらうなら「ひにくれた転校生」という部分に激しく心 ひかれたようなのです。
現実に目の前にひにくれた人間がいたら非常にうっとうしいのですが、 本の中に登場するひにくれた人は結構すきなようです、私。そして「ひにくれた」だけでも 十分魅力的だというのに、「転校生」というおいしいオマケがついています。ときめきです。
でも実際読んでみますと、あまりひにくれてませんでした、間宮君。ひにくれているというより 捕らえどころがない感じの子でした。それはそれで好きなタイプではあります。だから別に不満 はありませんけどね。別に。

さて、少しは本の感想を。 主人公のさやかさんが同級生を殺した犯人を探す、というのが大筋です。実はさやかさん、殺された子に対して 淡い恋心めいたものを抱いていたようです。さやかさんが殺された子を悼んで涙する場面では、一緒になって泣けてしまいました。 犯人の目星は初期段階でつくと思います。最初に「あやしい」と思った人が犯人で間違いないかと。 犯人当てがまったくダメな私でもわかりましたから。
ところで、本を読んでいるとこう薄らぼんやりと登場人物 のイメージを頭の中に浮かべるじゃないですか。私はこの犯人のイメージが某吉本○業のフ○ヤマ マサ○ルの物まねをされる方とダブってしょうがなかったのです。私の中でピッタリはまってしまった イメージは、主役のさやかさんにこの人が追い込まれるクライマックスまで崩れることはありませんでした。 映像化される時は犯人役をぜひこの芸人さんにやって欲しいです。

<イメージ図: p183 御子神さやか>
スポンサーサイト
  1. 2005/08/06(土) 19:37:14|
  2. 作者:ハ行
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。