活字迷走覚え書き

読書感想文

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『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎著/新潮社

○一言感想○

「『痴漢は死ね』で泣かされるとは思わなかった」


ゴールデンスランバー
伊坂 幸太郎
新潮社
売り上げランキング: 148


ワタクシはいまだかつて警察のご厄介になるような悪いことをしたことがありません。
あ、すみません、ご厄介になってないだけで悪いことはしてるかも。



駐車しちゃいけないところに車を停めたこととかあるもの!
前方不注意で赤信号を突っ切ったことがあるもの!←さすがに血の気が引いたもの!
一方通行を堂々と逆走したことあるもの!
(全部運転がらみだな)

そんなワタクシの免許証はゴールド免許。見つからなきゃ捕まらないの典型。

これから先も警察のご厄介にはなりたくはないですし、故意に悪いことをしようとは思いません。
なのに「冤罪」にちょっぴり怯える自分が存在します。

何もしてないのに警察に捕まって取り調べうけて食べたくもないカツ丼を食べさせられてすみません私が斉藤さんちの花壇からチューリップの球根を盗みましたと泣きながら白状させられるって嫌じゃありませんか?←白状するなよ。

こんなチューリップの球根泥棒という冤罪ならまだしも、『ゴールデンスランバー』はよりにもよって「首相暗殺」の疑いをかけられた男の物語です。

殺人の冤罪なんて想像しただけでめまいがしそうなほど最悪です。

でも主人公は自分を嵌めた巨大な何かと必死に戦います。
ただひとつ「信頼」という武器を持って。

逃亡の手助けをする協力者の中で特に癖のある人物が一人いまして、「ああ、伊坂さんらしいな」とニヤリとしてしまいました。
彼がああいいう結末になってしまったのは、やっぱりあのまま放っておくわけにはいかなかったからでしょうね。ちょっと残念でした。

読み終わったあと、なにげなく過ごした日々の積み重ねが大事なものを築いているのかもしれないと思いました。
身近な人と交わした会話、なんてことないちょっとした癖、一緒にいて共有した時間、そんな「思い出」のもう一つの形が「信頼」なのだなと。

ワタクシも「痴漢は死ね」に匹敵するようなフレーズを万が一に備えて作っときたいものです。

ゴールデンスランバー



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  1. 2008/05/28(水) 00:00:00|
  2. 作者:ア行
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