活字迷走覚え書き

読書感想文

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『告白』湊かなえ著/双葉文庫

○一言感想○

「どストレートな復讐劇だなー」


告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
湊 かなえ
双葉社
売り上げランキング: 9



いきなりネガティブなこと言わせて頂きますと、ワタクシこの世に大嫌いな人間が3人存在します。超個人的に。

詳細に嫌いなとこを数え上げ始めると吐き気を催しそうになるくらい大嫌いな厳選3人なのですが。
まぁそれでもその3人を「殺してやりたい」と思ったことはないです。「死ねばいいのに」と思ったことはありますけど(笑)←笑うとこ?


人が人を嫌うのにはさまざまな理由があります。
ワタクシの場合はその三人から受けた仕打ちが許せなくて、それで嫌いになったという比較的ポピュラーな理由。そんな理由なので嫌いの中にはもちろん「憎しみ」も含まれているわけです。

憎しみという負の感情を鬱々と抱え続けるというのは、そう健全なことではないとわかってはいます。それでも普通に生活していてふとした折にその感情が沸き立って「うーがー!」ってなることがあるのです。思い出し笑いならぬ思い出し怒りみたいな。

何のケリもつけずに引きずってるだけなので、煮え湯を飲まされた火傷がいつまでも癒えないのでしょうね。

このようなグズグズなワタクシは、『告白』における森口先生の復讐劇に大変大きなカタルシスを覚えました。
後ろめたさを金繰り捨てて言わせてもらえば「スススス、スッキリしたー!!」って感じです。

娘を喪ったことで狂気に駆られて行ったわけで無く、理路整然と完遂された復讐といった印象。
時には過度の冷静さからも壊れた印象は生まれるものですが、森口先生の場合は大人として、教師として、一人の母親として狂気的でない冷静さを感じたんですよね。

現実的に考えればあの最後はやりすぎなんだと思います。
でも実際に森口先生と同じように大事な人を理不尽に奪われてしまったとしたら。
その時森口先生と同じように復讐の機会を得られるとしたら。
世間の常識に照らして過ちだと言われることであっても、自分だってやってしまうかもしれない…という気もしました。

……いや、無いな。ワタクシに関してはやっぱ無いな。
ワタクシたいていのチャンスは逃すタイプだし。肝心のとこで「やっぱ無理ー!!」って投げ出すと思う。
壁に向かって「死ねばいいのに」とつぶやいてるほうが性にあってる。←嫌な性だな。

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  1. 2010/06/20(日) 10:28:26|
  2. 作者:マ行
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